オウレン(広義) 変種3種

キクバオウレン  Coptis japonica (Thunb.) Makino var. anemonifolia (Siebold et Zucc.) H.Ohba
'01.2.10
(植栽品)金立公園
'03.3.15
島根県
'19.4.9
新潟県  
   
コセリバオウレン  Coptis japonica (Thunb.) Makino var. japonica 
'17.2.14
高知県 
         
  セリバオウレン  Coptis japonica (Thunb.) Makino var. major (Miq.) Satake
'08.3.15 / '07.2.25  
'06.2.26  福岡県h 
'11.2.21 / '12.3.3
長崎県
'13.2.3
福岡県u
'14.1.29 / '14.3.7
福岡県u.a 
'15.1.27 / '15.2.17
福岡県u.a 
果実'15.7.2
福岡県a
'16.1.15
福岡県u
'17.1.4 / '17.1.25
福岡県u
'18.1.27 / '19.2.5
福岡県u.a  
'22.1.25
福岡県u  
'23.2.9
佐賀県 
'23.2.11
福岡県a
最近の考え方 
日本産のオウレン(広義)は、小葉の切れ込みの形態によって3つの変種に分類されている。
 キクバオウレン 1回3出複葉。北海道と本州の日本海側に多い
 セリバオウレン 2回3出複葉。本州と四国(西日本の太平洋側が多い)
 コセリバオウレン 3回3出複葉。本州と四国の太平洋側

キクバオウレン(菊葉黄連)/ キンポウゲ科 オウレン属 多年草/ 3~4月 /北、本、四/北日本、日本海側に多い
  別名はオウレン(黄連) 中国の黄蓮とは別のもの、薬用植物として古くから胃腸薬に利用されている。林内。常緑。高さ15cm程で、花期が終わると40cm程になる。葉は3出複葉で、菊の葉に似る。花は白色、直径10mmほどで花弁に見えるのは萼片で、花弁はその内側にある短いもの。雌雄異株たまに同株。雄花は雄しべが多く、両性花は雌しべが10個前後ある。果実(袋果)は矢車状に並ぶ。 
セリバオウレン(芹葉黄連)/ キンポウゲ科 オウレン属 多年草 / 3~4月 /本、四 /西日本、太平洋側に多い
  葉が2回3出複葉で、小葉がセリの葉のように切れ込む。萼片は5~7個、花弁は8~10個。雌雄異株たまに同株。雄しべが多数の雄花、雄しべ多数、雌しべ10個程度の両性花、ごく希に雌花。果実(袋果)は矢車状に並ぶ。  
コセリバオウレン(小芹葉黄連)/キンポウゲ科 オウレン属 多年草 / 2~4月 /本州の太平洋側に多い。    
  草丈10~20cm。根出葉は3回3出複葉で、小葉は卵形、3出羽状にに中裂し、裂片は不揃いの鋭い鋸歯か欠刻状の鋸歯がある。質はやや厚く、光沢がある。花は雌雄異株で、花茎の上部に2~3個、白色~帯紫色で径約1cm、花弁状の萼片は5~7個、花弁は8~10個でへら形。果実(袋果)は長さ1~1.5cm、矢車状に並ぶ。  

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