この個体は雄しべが多数ありますが、先が曲がった雌しべ10個あるので、両生花のようです。 雌しべは緑のタイプと赤紫色タイプがありました。 3月に入っての大雪で、群生地もすっぽり雪に覆われてしまいました。 道路規制が解除されるのを待っていたので、遅すぎると思っていましたが、 まだまだ見応えがありました。 今年も春告げ花が開花しました。 薄暗い斜面に早春の妖精が輝きます。 標準的なセリバオウレンの葉は2回3出葉で鋸歯が鋭いのが特徴です。 しかし、オウレンなのかセリバなのかわからない個体もあります。 変異が多いためか、九州のものは元栽培品が野生化したものと言われているので、 オウレンの栽培品が混じっているのかもしれません。 山はガスに包まれ、霧雨が降り続いています。 ほかの早春の花たちよりもいち早く目覚める森の精たちが白く輝いています。 みんなびっしょり濡れ、雨の滴で重そうです。 ’05.3.12撮影 英彦山(福岡県) ’05.3.12撮影 英彦山(福岡県) 今年は3月になってもなかなか寒さが和らぎません。 早春の花は強風に耐え、低温に耐え、懸命に花を咲かせています。 九州のものは栽培品が野生化したものといわれています。 |
||||||||||
オウレン・セリバオウレンGalleryへ
|