ナンバンギセル

                                                 
 
'03.8.9
樫原湿原(佐賀県)
'02.9.8 平戸市
'03.10.5 佐世保市
'02.9.21/'03.9.27
高隈山(鹿児島県)
'04.9.6
平尾台(福岡県)
'05.8.28/'14.8.31
阿蘇(熊本県)
'05.10.22
沖縄県 
'09.10.22/'17.10.20
宇佐市など(大分県) 
     
 Aeginetia indica L.
ナンバンギセル(南蛮煙管)/ ハマウツボ科 ナンバンキセル属 1年生の寄生植物 / 7~9月 / 日本全土
別名オモイグサ(思草)。日本全土の山野。ススキ、ミョウガ、サトウキビの根によく寄生する。茎は赤褐色でごく短く、ほとんど地上にでず、挟三角形の鱗片葉が数枚互生する。茎のように見える高さ15〜20cmの直立した花柄の先に淡紫色の花を横向きにつける。花冠は長さ3〜3.5cmの筒状で、先は浅く5裂し、縁は全縁。萼は淡褐色で淡紅紫色のすじが入り、先がとがり、下側はほとんど基部まで裂ける。果実はさく果で長さ1〜1.5cmの卵球形。萼に包まれたまま熟し、中にはごく小さな黄色の種子が多数入っている。ナンバンギセルの由来は花と草姿が南蛮人(ポルトガル人など)がタバコを吸うキセルに似るから。思草の名で万葉集に詠まれている。「道のべの尾花が下の思草 今さらになどものか思はむ」
 <よく似たもの> オオナンバンギセル 

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