Mitrastemon yamamotoi Makino
ヤッコソウ(奴草)/ ヤッコソウ科 ヤッコソウ属 多年生寄生植物/ 10~11月 /
四(徳・高)、九(宮・鹿)、沖
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日本ではシイ属(スダジイ、ツブラジイ)の根に寄生する。花茎は開花期から果期にかけて少し増大し、高さ4~7cm、全体にやや赤みをおびた乳白色で、傷つくと褐色になる。葉は鱗片状で基上に交互直角に対生し、6対前後で、ごく小さな下部のものから上に向かって大きくなり、上部のものはボート状で開出し、葉腋から蜜を出す。花は1個、両性で花茎に頂生し、花被は浅杯状で上部は平坦、雄蕊は多数が合着して帽子状の雄蕊筒をなし、上部に葯帯がある。雄蕊筒は雌蕊をおおっており、花粉を放出後、はがれて落ち、雌蕊が露出して雌花期となる。子房は球形、花柱は太く、柱頭部は頭状で白っぽく、受粉後黒褐色となる。 |
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