タカクマヒキオコシ
'03.9.27
高隈山(鹿児島県)
'05.9.23/'06.10.8
三郡山(福岡県)
'10.10.5/'15.9.17
天山(佐賀県)
'04.10.12/'05.10.2
/'19.9.19天山(佐)
'20.9.27
天山(佐賀県)
Isodon shikokianus (Makino) H.Hara var. intermedius (Kudô) Murata
タカクマヒキオコシ
(高隈引起こし)/ シソ科 ヤマハッカ属 多年草 / 9~10月 /本(関東地方以西)~九
ミヤマヒキオコシの変種。山地の木陰。草丈40~80cm。茎には下向きの毛が生える。葉は広披針形~長楕円状卵形で細く、長さ5~13cm、幅1.5~4cm。先は鋭く尖り、基部はくさび状になり葉柄に移行し、低い鋸歯がある。花は腋生の疎らな集散花序につき、全体として細い円錐状の花序になる。花冠は著しい2唇形、青紫色で、長さ7~12mm。上唇は反曲して同大の4歯となり、下唇は真っ直ぐ横に伸びてボート形、2つ折となる。萼は鐘形、萼片は2唇形、上唇は3裂し、裂片は狭三角形で先は細く凸出し、下唇は2裂して鈍頭、果時には長さ4~5mmになる。雄しべは4個で下唇の中に伸びる。果実(分果)は少し扁平な球形で平滑、長さ約1.5mm。
<よく似たもの比較>
葉
花冠
分布
ヒキオコシ
広い卵形
淡々青紫色で長さ5~6mm
北~九
ヤマハッカ
広い卵形
青紫色で長さは7~8mm
北~九
アキチョウジ
狭い卵形
青紫色で長さ17~20mm
本(岐阜以西)~九
ミヤマヒキオコシ
長楕円形
淡青紫色で長さ5~6mm
四
*サンインヒキオコシ
広卵形
淡青紫色で長さ12~17mm
北陸・山陰・九(北部)
*タカクマヒキオコシ
長楕円形
淡青紫色で長さ8~11mm
本・四・九
(*サンインヒキオコシとタカクマヒキオコシはミヤマヒキオコシの変種)
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