コメナモミ


                              ’04.9.26撮影 八女市(福岡県)



                 ’04.9.26撮影 八女市(福岡県)


総苞片が開いていないときは可愛らしいこと。
パッと開くと嫌われ者?

 Sigesbeckia glabrescens (Makino) Makino
コメナモミ(小めなもみ) / キク科 メナモミ属 1年草 / 9~10月 / 日本全土
荒れ地、道ばた。35~100cm。茎は直立して紫褐色を帯び、まばらに短毛はあるがメナモミのように開出毛はない。葉は柄がついて茎に対生し、卵形で不規則な鋸歯と翼がある。葉の上面はざらつき3脈ある。茎頂や枝先に集散花序をつくり、黄色の頭花をまばらにつける。頭花は3裂する舌状花と5裂する筒状花が集まって咲く。頭花の外側には粘り気がある腺毛をつけた5個の総苞片が長く突き出ている。総苞片は緑色で多肉。花序の軸や花柄には密に毛があるが、花柄に腺毛はない。果実は痩果で、長さ3mm ほどのやや湾曲した狭倒3角状菱形体。腺毛があって粘る総苞に抱かれた痩果は、熟すと他物にくっついてすぐに外れる。
  <近似種>
メナモミ(Sigesbeckia pubescens)は、上部の茎などの柄にある腺毛が密につく。茎は3叉分枝。
コメナモミ(Sigesbeckia glabrescens )は全体に小型。茎の毛がまばら、花柄に腺毛がない。茎は3叉分枝。
ツクシメナモミ(Sigesbeckia orientalis)は、茎の上部で2叉分枝。  

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