トサコバイモ ・ ヒゴコバイモ

ヒゴコバイモ
'20.3.2
阿蘇外輪(熊本県)
'21.3.3
阿蘇外輪(熊本県)
'22.3.24
阿蘇外輪(熊本県)
'05.4.2
阿蘇外輪(熊本県)
'09.4.27 果実
'10.3.21 / '11.4.20
球磨郡(熊本県)
'12.3.9 / '12.4.18
球磨郡(熊本県)
'18.3.18
阿蘇外輪(熊本県)
'19.3.9
阿蘇外輪(熊本県)
トサコバイモ
'03.4.13
高知県
Fritillaria shikokiana Naruh. 
トサコバイモ(土佐小貝母) / ユリ科 バイモ属 多年草 / 3~4月 / 四、九(中部)
  山地の疎林や二次林、林縁など、高さ10~20cm。茎の上部に、狭披針形の葉を2枚は対生につけ、その先にやや小さな線状の3枚の葉を輪生状につける。茎の先に普通1個の花を下向きにつける。花は筒状鐘形、花弁は白色で6枚あり、先はやや開き、基部には暗紫色のすじが入る。葯は紫色。土佐(高知県)産のコバイモの意味。ホソバナコバイモに酷似しているが、葯の色が紫色をしていることで区別される。 
Fritillaria. kiusiana
ヒゴバイモ(肥後小貝母) / ユリ科 バイモ属 多年草 / 3~4月 / 九州(中、南部)
  山地の疎林や二次林、林縁など、高さ10~20cm。茎の上部に、狭披針形の葉を2枚は対生につけ、その先にやや小さな線状の3枚の葉を輪生状につける。茎の先に普通1個の花を下向きにつける。花は筒状鐘形、白色、先はやや開き、基部には暗紫色の平行すじが入る。葯は青紫色。よく似たホソバナコバイモは葯の色が白色、トサコバイモは花被片の模様(網目状模様)で区別できる。
※ヒゴコバイモは九州の大分県南部、熊本県、宮崎県に分布し、トサコバイモから2016年に独立した新種 
花の形 葯の色 特徴 分布
ホソバナコバイモ 細い筒状鐘形 白色 本州(中国地方)~九州
トサコバイモ 細い筒状鐘形 紫色 花被片は平行すじ模様 四国
ヒゴコバイモ 細い筒状鐘形 紫色 花被片は網目状模様 九州中・南部
トクシマコバイモ 角張った筒状鐘形 紫色 アワコバイモとトサコバイモの交雑種。 四国
カイコバイモ 広鐘形 白色 花糸花柱は平滑、柱頭は3裂する。 本州(山梨・東京・静岡)
イズモコバイモ 広鐘形 白色 花柱に突起があり、柱頭は3裂しても僅か。 本州(島根)
アワコバイモ 角張った広鐘形 赤紫色 四国
ミノコバイモ 角張った広鐘形 白色 本州(東海、北陸、中国)
コシノコバイモ 角張った広鐘形 白色 花被片の縁に毛状突起がある。 本州(北陸、静岡、福島)

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