ヒゴコバイモ ← トサコバイモ   '20

従来、トサコバイモとされていたのですが、近年、九州産のものは花被片の模様の違いなどから別種だという発表がありました。
YListには掲載されていないので、保留にしていましたが、新種ヒゴコバイモとさせて頂きます。


                                       

花被片は縦すじ模様で、葯は紫色。















< ヒゴコバイモ >
葯の色は紫色。花被片の模様は平行の線があるだけで、斑点がない。
< トサコバイモ >
葯の色は淡い紫色。花被片の模様:平行の線以外に多少なりとも斑点がある。
※隣接する平行の線がが連結し、網目のように見える。個体によって模様の色には濃淡あり。

なお、花被片の模様がよく似ているホソバナコバイモは葯が白色。

’21.3.3撮影 阿蘇外輪(熊本県)
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 Fritillaria. kiusiana
ヒゴバイモ(肥後小貝母) / ユリ科 バイモ属 多年草 / 3~4月 / 九州(中、南部) 
山地の疎林や二次林、林縁など、高さ10~20cm。茎の上部に、狭披針形の葉を2枚は対生につけ、その先に
  やや小さな線状の3枚の葉を輪生状につける。茎の先に普通1個の花を下向きにつける。花は筒状鐘形、白色、
  先はやや開き、基部には暗紫色の平行すじが入る。葯は青紫色。よく似たホソバナコバイモは葯の色が白色、
  トサコバイモは花被片の模様(網目状模様)で区別できる。 
  【ヒゴコバイモ】
  葯の色は暗い青紫色。花被片の模様は平行の線があるだけで、斑点がない。
  【トサコバイモ】
  葯の色は淡い青紫色。花被片の模様:平行の線以外に多少なりとも斑点がある。
  ※隣接する平行の線がが連結し、網目のように見える。個体によって模様の色には濃淡あり。

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