ショウジョウバカマの白花


                                      ’19.4.9撮影 新潟市(新潟県)

淡いピンクのショウジョウバカマが多いなと思っていたら、白花のショウジョウバカマが現れました。
シロバナショウジョウバカマは別種で、これはショウジョウバカマの白花です。

シロバナショウジョウバカマの葉はやや薄く、ふちに細かな波状鋸歯がありますが、
ショウジョウバカマの葉はふちに鋸歯がありません。撮影した白花たちの葉もふちが、なめらかです。↓
またシロバナショウジョウバカマの分布は本州関西以西と四国です。







                 ’19.4.9撮影 新潟市(新潟県)




                                    ’19.4.9撮影 新潟市(新潟県)

参考までにシロバナショウジョウバカマはこちらです。
 ショウジョウバカマGallryへ
*APG分類体系、従来の分類ではユリ科
 Heloniopsis orientalis (Thunb.) Tanaka var. orientalis
ショウジョウバカマ(猩々袴)/ *シュロソウ科 ショウジョウバカマ属 多年草 / 4~5月 / 北海道~九州
山野のやや湿ったところ。根出葉は多数つき、長さ7~20cm、幅1.5~4cm、比較的厚く、紙質~類革質、ほぼ全縁、光沢があり枯れないで冬を越す。葉の先にときに小苗ができる。根出葉の中心から高さ10~30cmの花茎が立ち、数個の鱗片葉がつく。花茎の頂に3~10花が総状花序につき、横向きに開く。新葉のロゼットが花茎の基部の横に出る。花被片は6個、濃紫色~淡紅色まれに白色と変化が多く、倒披針形で長さ10~15mm、下部はしだいに狭くなり、花柄との境が少しふくれる。花が終わっても花被片は緑色になって残る。雄蕊は6個、花糸は花被片と同長、葯は黒紫色で狭長楕円形、長さ2mm内外。蒴果が熟すころは花茎が50~60cmに伸びる。蒴果は3つに深くくびれる。種子は線形。

  早春花を咲かせ、果実・種ををつくるが、夏から秋にかけ、葉先から芽を出し、新しい個体をつくる。
  有性生殖とクローンの両方で増える。 
シロバナショウジョウバカマ Heloniopsis breviscapa Maxim. var. flavida (Nakai) H.Haraは別種で、花が白く、葉はやや薄く、縁が細かい波状になるもの。本州(関東以西)·四国に分布。

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