キバナアキギリ

キバナアキギリ ’02.9.14 毛無山
                   ’02.9.14撮影 比婆山(広島県)



キバナアキギリ ’02.9.14 毛無山
                    ’02.9.14撮影 比婆山(広島県)


暗い遊歩道にキバナアキギリが花明かりと灯していました。
広島県内でも帝釈峡のキバナアキギリは下唇に赤紫の斑点があります。↓


キバナアキギリ 帝釈峡
                       ’01.9.19撮影 帝釈峡(広島県)
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 Salvia nipponica Miq.
キバナアキギリ(黄花秋桐) / シソ科 アキギリ属  多年草 / 8~10月 / 本~九 
 
別名コトジソウ。和名は秋に桐の花に似た黄色の花を咲かせることからついた名で、別名葉の形を琴柱に見立ててつけられた。草丈は20~40cm。葉は三角状ほこ形。花冠は長さ2.5~3.5cmの唇形花。花柱は上唇から長く飛び出す。花の奥に赤紫色の不完全な葯があり、完全な雄しべは上部にあり、見えない。果実は4分果(小堅果)で熟すと褐色になる。近似種のアキギリは中部地方から近畿地方にかけて分布し、紫色の花をつける。

 <キバナアキギリと昆虫> 山渓ハンディ「野に咲く花」より
  虫が花のなかに潜り込んで退化した葯を押すと、花糸と葯隔の接点を支点にして、葯がシーソーのように
  下がり、花粉が虫の背中にくっつく。 

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