ヤマジソ '09





雄しべ4個のうち、上の2個が完全雄しべで下の2個は退化している。





他の植物が繁らない赤土の一角はヤマジソの楽園。

  ’09.9.11撮影 天山(佐賀県)
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 Mosla japonica (Benth. ex Oliv.) Maxim.
ヤマジソ(山紫蘇) / シソ科 イヌコウジュ属 1年草 / 9~10月 / 北、本、四、九
日当たりの良い山地や丘陵地、荒れ地。茎は直立し、5~30cm、下向きに曲がった白い短毛があり、しばしば紅紫色を帯びる。葉は対生し、短い柄があり、卵状長楕円形で、鈍頭、低い鋸歯があり基部はややくさび形。両面に短毛を散生する。苞は卵形で3~6mm。花は淡紅紫色で長さ約4mmの唇形花をつける。雄しべは4個で、上の2個が完全雄しべ。植物体にチモールを含む。よく似たオオヤマジソは葉がより円く、茎の開出毛が目立ち、苞が卵円形で長く、植物体にカルバクロールを含む。
ホソバヤマジソは葉が細く、植物体にカルバクロールを含む。白花の変種をシロバナヤマジソ . という。 
                 
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