キバナアキギリ


                       ’13.9.21撮影




                          ’13.9.21撮影

↑ まだ咲き始めたばかりですが、10月上旬になると群生します。 ↓





                                             ’10.10.5撮影
花の中のよく見えるところにある雄しべは飾りのような
もので、花粉のあるほんとうの雄しべは上のほうに隠れて
いるそうです。
虫が潜りこむと、テコの原理で花粉が虫の背中につく仕かけになってるんですって。
ところで、赤紫の花柱がピューンと突き出しているのは
何のため?


天山(佐賀県)
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 Salvia nipponica Miq.
キバナアキギリ(黄花秋桐) / シソ科 アキギリ属  多年草 / 8~10月 / 本~九 
 
別名コトジソウ。和名は秋に桐の花に似た黄色の花を咲かせることからついた名で、別名葉の形を琴柱に見立ててつけられた。草丈は20~40cm。葉は三角状ほこ形。花冠は長さ2.5~3.5cmの唇形花。花柱は上唇から長く飛び出す。花の奥に赤紫色の不完全な葯があり、完全な雄しべは上部にあり、見えない。果実は4分果(小堅果)で熟すと褐色になる。近似種のアキギリは中部地方から近畿地方にかけて分布し、紫色の花をつける。

 <キバナアキギリと昆虫> 山渓ハンディ「野に咲く花」より
  虫が花のなかに潜り込んで退化した葯を押すと、花糸と葯隔の接点を支点にして、葯がシーソーのように
  下がり、花粉が虫の背中にくっつく。 

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