タマムラサキ


                                            ’17.11.1撮影



                              ’17.11.1撮影

標準的なタマムラサキの葉は扁平、中実のニラタイプ。
ヤマラッキョウの葉も扁平なのでニラタイプに見えるけれど、中空のネギタイプ。
タマムラサキは雌しべの基部の蜜腺を覆う帽子が発達いているそうです。

以上のような特徴がありますが、ぱっと見では判断は難しいです。



                     ’06.10.28撮影



                     ’06.10.28撮影

ヤマラッキョウと思って、何気なく撮影しているので、ハッキリしませんが、
葉が扁平でニラタイプのような。
平戸はほとんどがタマムラサキということなので、アップすることにしました。

 平戸市(長崎県)

  *APG分類体系、従来の分類ではユリ科
 Allium pseudojaponicum Makino
タマムラサキ(玉紫)/ *ヒガンバナ科 ネギ属 多年草 /9~12月/本州·四国·九州·対馬·奄美大島  
  別名アマミヤマラッキョウ, ハマラッキョウ。
海岸草地や海岸付近の岩礫地。草丈10~30cm。鱗茎は狭卵形、外皮は灰白色、古い外皮はときに繊維状に残る。ヤマラッキョウに似るが、葉は広線形で中実、ふつう扁平でときに3稜形に近くなるものもある。花茎の頂に多数の花が球状の散形花序につく。花被片は紅紫色、楕円形で先は円く、長さ5~7mm、平開しない。花糸は花被片よりいちじるしく長く、花糸基部の歯牙はないことが多い。雌性期には子房基部にある蜜腺が深くくぼみ、その上半分を椀状の構造がおおう。

海岸近い草地。草丈10~30cm。葉はニラタイプで偏平の広線形、幅2~5mm。花は花茎の先に多数の花が球状の散状花序につく。花被片は紅紫色で平開しない。雄しべの基部に棘状突起がなく、雌しべの基部にある蜜腺には帽子状の覆いが発達する。希に白花も見られる。 
<類似種の特徴>
 ヤマラッキョウ / 葉はふつう鈍三角形で中空。(ネギタイプ) <本州~九州>
 タマムラサキ / 葉はふつう扁平で中実。(ニラタイプ) <本州·四国·九州·対馬·奄美大島の海岸近く>
 ナンゴクヤマラッキョウ / 葉は三角柱形で中実。 <九州南部>

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