クサスギカズラ


                             ’24.6.17撮影 宗像市(福岡県)

あれっ 砂浜ではないところに! ハマタマボウキより葉状枝が湾曲しているような?
萼片がハマタマボウキより小さい。
花や熟した果実を見ていないので、ハッキリしませんが、クサスギカズラだと思います。



                             ’24.6.17撮影 宗像市(福岡県)

秋に再調査したいと思います。




                            ’06.10.21撮影 日向市(宮崎県)

線形の葉状枝がゆるく湾曲します。


                              ’06.10.21撮影 日向市(宮崎県)

キジカクシやハマタマボウキの果実は赤く熟しますが、
クサスギカズラの果実の汚白色に熟します。

<参考:ハマタマボウキ

 *従来の分類体系ではユリ科
 Asparagus cochinchinensis (Lour.) Merr.
クサスギカズラ(草杉葛) / *キジカクシ科 クサスギカズラ属 多年草 / 花5~6月 / 本~沖
別名テンモンドウ(天文冬)。海岸の砂地、岩地。草丈1~2m。茎は下部が木質化し、上部はつる状に伸びる。太い枝の葉は4~5mmの刺状になり、細い枝の葉は膜質。葉状枝は葉腋に2~3個束生し、線形で長さ1~2cm、3稜があり、ゆるく湾曲する。花は雌雄異株、葉腋に1~3個つき、鐘状漏斗形で黄白色、長さ3~4mm。花柄は長さ2~5mm、中央部付近に関節がある。液果は球形で径7mm、汚白色に熟す。 
クサスギカズラ:葉状枝は湾曲し、花は長さ2.5mm~4mm、液果は熟して汚白色になる。
ハマタマボウキ:葉状枝はまっすぐ、花は長さ約5mm、液果は熟して赤色になる。
※上の2種とも海岸近くに生え、花柄の中間部付近に関節があるが、キジカクシは山地に生え、花柄の頂部に関節がある。
 キジカクシとよく似たタマボウキは花柄が長く、花の色が違う。  
   <よく似た仲間>
   クサスギカズラ(海岸) ・ ハマタマボウキ(海岸) ・ キジカクシ(山地) ・ タマボウキ(山地) 

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