アキタスズムシソウ ← セイタカスズムシソウ  '21

今までセイタカスズムシソウとしていましたが、2019年8月スズムシソウの新分類が発表され、
唇弁の広い本州のものがセイタカスズムシソウ、
唇弁がやや細いものがアキタスズムシソウ(北海道から九州に分布)となりました。













緊急事態宣言が解除されるのを待っていてので、花期終盤になってしまいました。
この自生地は4年ぶりで、途中の風景もだいぶ変わりました。
1株になったと聞いていたのですが、花をつけた株をもう1株、幼い葉もいくつか確認出来ました。
周囲の植林は伐採が進んでいます。この一帯の環境も変わってしまうことでしょう。

’21.6.21撮影 くじゅう(大分県)
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アキタスズムシソウ(秋田鈴虫草)/ ラン科 クモキリソウ属 多年草 / 6〜7月 / 北海道〜九州
  山地の林内。冬は地上部は枯れ、球茎(バルブ)も毎年更新する。スズムシソウに比べて、花茎は高く、15〜40cm。
  花は小さい。唇弁の長さ8〜10mm、幅5〜7mm。セイタカスズムシソウより、唇弁の幅が狭い。花数は4〜40個。
  花色や唇弁の形は大きな変異が見られる。
セイタカスズムシソウ(背高鈴虫草) / ラン科 クモキリソウ属 多年草 / 6〜7月 / 本州
  山地の林内。花はスズムシソウより小型で花茎は高く、10〜35cm。花数は4〜30個。唇弁は淡緑色または紫緑色、
  唇弁の長さ9〜12mm、幅6〜9mm。
   コウライスズムシソウは花の色が濃く暗紫褐色、唇弁が厚くて縁が内側に巻き込む。
※少し前に、セイタカスズムシソウとされていたものが、シテンクモキリソウ、コウライスズムシソウとして区別されている。

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