ヤブタバコ

 





枝を放射状にのばしている姿はシュウブンソウによく似ています。
花が開花していないときは、よく見ないとわかりません。

’08.9.24撮影 三郡山(福岡県)

Carpesium abrotanoides L.
ヤブタバコ(藪煙草) / キク科 ヤブタバコ(ガンクビソウ)属 1~2年草 / 9~10月 / 日本全土

低山地の道端。草丈30~100cm。茎は直立し、上部で先が止まり、そこから放射状に長い枝を開出し、しばしばさらに枝を分ける。根出葉は花時には枯れ、下部の茎葉は広楕円形~長楕円形で、長さ15~30cm、幅5~15cm。先は尖り、基部は広い翼のある柄となり、全縁。質は薄く、両面に短毛があり、裏面に腺点がある。上部の葉は長楕円形で上の葉ほど小さい。頭花は上部の葉腋に1個ずつ下向きにつき、黄色で径約1cm。総苞は鐘状球形、総苞片は3列で煉瓦状に並び、外片は短く円頭。果実(痩果)は円柱形、長さ約3.5mm、臭気がある。

Homeへ