ガンクビソウ


              ’13.11.2撮影 四王寺山(福岡県)



            ’13.11.2撮影 四王寺山(福岡県)

11月でもガンクビソウが咲き続けていました。




                  ’08.9.24撮影 三郡山(福岡県)

 Carpesium divaricatum Siebold et Zucc. var. divaricatum
ガンクビソウ(雁首草) / キク科 ガンクビソウ属 多年草 / 6~10月 / 本、四、九
山地の木陰。草丈30~150cm。茎は直立し、軟毛があり、上部でよく分枝し、枝はやや横向きに広がる。根出葉は花時は枯れ、下部の葉は卵形~卵状長楕円形で、長さ7~20cm。縁には不揃いな鋸歯があり、基部はやや心形、葉柄に翼はない。中部の葉は長楕円形で、先は尖る。頭花は枝先に点頭し、径6~8mm。小花は黄色で、総苞は卵球形で、総苞片は4列、外片は短い。花の基部に2~4個の線形の苞葉がある。和名は頭花がキセルの雁首に似ていることによる。 
Carpesium ガンクビソウ属
<花期に根生葉なし>
 C. abrotanoides ヤブタバコ 長い枝を横に広げ、葉腋の下側に無柄の花をつける。北~沖
 C. cernuum コヤブタバコ 茎は直立、頭花には長い柄があり、お椀形で先が狭まらない。北~沖
 C. divaricatum ガンクビソウ 茎は直立、頭花には長い柄があり、壺形で先が狭まる。本~沖
 C. faberi コバナガンクビソウ 茎は直立、頭花は葉腋にほとんど無柄でつき、小さい。本(中部以西)~九
 C. macrocephalum オオガンクビソウ 頭花には葉状苞が放射状に多数つき、大きい。 北~本(中部以北)
<花期に根生葉あり>
 C. glossophyllum サジガンクビソウ 総苞は半球形、小花は黄白色。 本~沖
 C. rosulatum ヒメガンクビソウ 総苞は円柱形、小花は鮮黄色。 本~九
 C. triste ミヤマヤブタバコ 総苞は筒鐘形。線状倒披針形の長い葉状苞がある。 北~九 

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