イワウチワ (広義)

 

トクワカソウ
'03.4.19 / '24.4.22
滋賀/福井県
 
シロバナトクワカソウ
'03.4.19
滋賀/福井県

トクワカソウ
'08.4.30
岡山県

オオイワカガミ
'19.4.8
新潟県
 Shortia uniflora (Maxim.) Maxim.
広義・イワウチワ(岩団扇) / イワウメ科 イワウチワ属 多年草 / 4~5月 / 本
  山地の林内、岩場。葉は広円形、円形または広楕円形で先がやや凹み、基部は心形、円形またはくさび形であり、波状の鈍い鋸歯があり、質は厚い。花冠は直径2.5~3cm、淡紅色。花は5本の雄しべのほか底部に5個の仮雄しべがあり、蜜を蓄える。シマイワウチワは花が白色で仮雄しべがない。
Shortia uniflora (Maxim.) Maxim. var. orbicularis Honda 
トクワカソウ(徳若草)/ イワウメ科 イワウチワ属 多年草 / 4~5月 / 本(北陸~近畿)
イワウチワ(広義)の変種。北陸から近畿のものは葉が広楕円形(長さが幅より長い)で基部が円形またはくさび形。区別しにくい個体もある。シロバナ品種をシロバナトクワカソウという。
Shortia uniflora (Maxim.) Maxim. var. uniflora
オオイワウチワ(大岩団扇)/イワウメ科 イワウチワ属 多年草 / 4~5月 /秋田~新潟県の日本海側
イワウチワの基準変種で秋田県から新潟県にかけての日本海側の山地に生えるもの。葉は長柄があり、広縁形で大きく直径3~8cm。縦横比はほぼ同じで基部は心形になる。縁は波状の鋸歯がある。質は厚く、光沢がある。花茎の長さは5~15cmの頂に淡紅色~白色の花を1個つける。花冠は直径2.5~3cm。
イワウチワ属はイワウチワ(広義)とシマイワウチワの2種に(改訂新版版日本の野生植物を参考)
 イワウチワ(広義)の変種
   オオイワウチワ /(東北地方)日本海側に生え、大型で葉の幅より長さの方が長い。葉の基部は心形
  イワウチワ(狭)(コイワウチワ)/(関東地方)太平洋側に生え、小型で葉の長さよりも幅が広い。葉の基部は心形
  トクワカソウ /(北陸~近畿地方)日本海側に生え、葉が広楕円形、基部は円形またはくさび形。
           変異が多く区別できな個体も多い。
 シマイワウチワの変種にアマミイワウチワ 奄美大島固有のもの  

Homeへ