バイカオウレン ・ シコクバイカオウレン

バイカオウレン 
シコクバイカオウレン 
'02.3.10 / '03.3.16
/ 13.4.4 /'16.3.28
広島県 
'03.4.19 / '24.5.20
滋賀県 / 長野県
 
'17.2.13
高知県
 
Coptis quinquefolia Miq.
バイカオウレン(梅花黄蓮) / キンポウゲ科 オウレン属 多年草 / 3~5月 /本(山形~山口県)、四国 

針葉樹林下・林縁。高さ4~15cm。ストロンを出す。根生葉は長柄のある掌状複葉、小葉は5個あり、倒卵形で光沢がありやや厚い。小葉は3中裂し、基部はくさび形で葉柄はほとんど無く、縁には鋭い鋸歯がある。褐色を帯びた花茎を出し1個の花を上向きにつける。花の直径1.2~1.8cm、。白い花弁にみえるのは萼片で5個あり、倒卵形。花弁は蜜を分泌し、黄色で舷部は浅い皿状。花柱は直立か緩やかに反曲。果実は舟状の袋果で矢車状に開出し、袋果の長さ6~9mm、袋果の柄の長さは約5mm。 
バイカオウレン  本州 ( 山形~山口県) 、
*四国(徳島~愛媛県)
ストロンを出す、花は単生、
花弁の舷部は肉質で皿状、 花柱は直立あるいは緩やかに反曲する。 
変種 シコクバイカオウレン  四国中央部の山地  ストロンを出す、花は単生、
花弁の舷部は肉質でコップ状、 花柱は強く反曲する。
新種 ヒュウガオウレン  宮崎県、
*四国中央部の低地 
ストロンを出さない、花は単生、
花弁の舷部は質が薄く皿状, 苞は倒卵形,先端は尾状に短く尖る。 
   ※2004年、2006年、日本に分布しているバイカオウレンは3グループに分けられた。
   <ストロンを出さないヒュウガオウレンは新種、花弁と花柱に違いのある四国産のものは新変種、シコクバイカオウレン。>
  ※2018年 シコクバイカオウレンの再定義
  *四国にはシコクバイカオウレン以外にバイカオウレンとヒュウガオウレン、交雑による中間型が存在する。 
 日本のオウレン属は8種 (2018 年 2 月)
 ミツバオウレンCoptistrifolia (L.) Salisb.,  ミツバノバイカオウレン C. trifoliolata (Makino) Makino,
 バイカオウレン C. quinquefolia Miq.,  オオゴカヨウオウレン C. ramosa (Makino) Tamura,
 ヒュウガオウレン C. minamitaniana Kadota,  キタヤマオウレン C. kitayamensis Kadota,
 オウレン C. japonica (Thunb.) Makino,  ウスギオウレン C. lutescens Tamura

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