タカネハンショウヅル

タカネハンショウヅル '02.10.6撮影 平尾台
                     ’02.10.6撮影 平尾台(福岡県)

葉は2回3出複葉。
4個の萼片が強く反り返ると、多数の雄しべが白い筆のように見えます。
葯は花糸と似た色なので、はっきりしませんね。
雄しべの束の中に雌しべが隠れています。





                    ’07.10.23撮影 平尾台(福岡県)



                    ’07.10.23撮影 平尾台(福岡県)


今年は台風で悲惨な状態ですが、白っぽいタイプの花が咲き始めました。
気の毒なくらい葉はちぎれ、汚れています。



                  ’14.10.17撮影 平尾台(福岡県)



                                   ’14.10.17撮影 平尾台(福岡県)

ピークは少し過ぎていましたが、まだ蕾もありました。




タカネハンショウヅルの果実 '01.10.20撮影 平尾台
                 ’01.10.20撮影 平尾台(福岡県)

果実はセンニンソウの仲間らしいですね。
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Clematis lasiandra Maxim.
 タカネハンショウヅル(高嶺半鐘蔓)/キンポウゲ科 センニンソウ属 つる性低木/8~10月/近畿以西~九州
 
別名ワクノテ。「高嶺」がつくが、里や低山の林縁に生える。葉は若い枝では互生、花をつけるようになると対生し、2回3出複葉で小葉は卵形~卵状披針形。小葉の先は尖り、あらい鋸歯がある。葉や茎に生える毛は白い。花はその年に延びた葉の根元から出て、普通下向きに2~3個咲かせる。萼片は4枚、淡紅紫色~紅紫色で長さ1.5~1.8cm。先は少し反り、外面の縁には白い毛がある。果実はそう果。果実に宿存した花柱の毛が白い綿毛となり、種子を散布する。白い花を咲かせる品種をシロバナタカネハンショウヅル(f. albescens)という。

 <類似種>  ハンショウヅル : 花期は5~6月。花は暗紅紫色の鐘形で長さ2.5~3cm。
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