レイジンソウ '16 '17


                       ’17.9.18撮影

レイジンソウも開花が遅れているようで、開花している株は僅かでした。





                            ’16.9.11撮影




                     ’16.9.11撮影




                          ’16.9.11撮影


山麓のいつものポイントは土砂崩れで、風情がなくなってしまいました。
しかし、一部分だけだったので、難を逃れた野草たちは何事もなかったように開花し始めていました。


天山(佐賀県)
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 Aconitum loczyanum Rapaics
レイジンソウ(伶人草) / キンポウゲ科 トリカブト属  多年草 / 8~10月 / *四国~九州
 
山地の林中や縁。草丈30~100cm。茎は直立~斜上して先端が垂れ、上部で分枝する。根出葉は花時にも残り、葉身は腎円形、長さ4~14cm、幅4~20cm。5~7中裂し、裂片は粗い鋸歯があるか羽状浅裂し、鋸歯は卵形。葉柄は長さ6~30cm。花は枝先に長さ5~15cmの総状花序になり、3~15個程度つく。花冠は淡紅紫色~淡紅紫色、長さ1.7~2.5cm。花弁の舷部は長さ2~3mm、距に向かって次第に細くなり、筒状部は長さ約1mm。距は細くて長く、長さ4~5mm、大きく内曲するか曲がらない。唇部は長さ約2mm、鋭頭で反り返らない。上萼片は円筒状僧帽形。花柄とともに開出毛と腺毛が生える。花柄は長さ3~10mm。雄しべは無毛、雌しべは3個、斜状毛があるか無毛。果実(袋果)は長さ1~1.5cm、直立またはわずかに斜開する。
 *東北地方~関西地方の太平洋岸に生えるものはアズマレイジンソウとされた。
 アズマレイジンソウは上萼片や花柄が無毛または屈毛、本種は開出毛と腺毛が生える。  

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