シャクジョウソウ Kuju'15 '16


                                                                                  ’16.7.28撮影 くじゅう(大分県)



                                          ’16.7.28撮影 くじゅう(大分県)

昨年の2倍くらい花を咲かせていました。





              ’16.8.30撮影 くじゅう(大分県)



              ’16.8.30撮影 くじゅう(大分県)

まだ、シャクジョウソウが残っていました。
この時期、仲間のギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)も咲き始めるので、間違えないように。
シャクジョウソウは全体黄色みを帯び、花が複数ついていることが多いです。
ギンリョウソウモドキは全体に白っぽく、茎の先に花を1つつけます。



                            ’16.8.30撮影 くじゅう(大分県)

花の色は違いますが、花内部の構造は
ギンリョウソウ、ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)と似ています。
花の中心にある柱頭はシャクジョウソウは淡黄褐色。
よく似たギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)も柱頭は黄褐色らしい。
ギンリョウソウの柱頭は紺色です。
参考までにギンリョウソウの花の中はこちら↓




初めは下向きに咲いていた花が徐々に上を向いてくるので、この個体は花の中が丸見え。↑
↓果実になり始めると完全に上を向いています。


              ’16.8.30撮影 くじゅう(大分県)





               ’15.07.25撮影 くじゅう(大分県)



               ’15.07.25撮影 くじゅう(大分県)



                                       ’15.07.25撮影 くじゅう(大分県)

あれれっ?  この程度????
昨年の賑わいがありません。
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 *従来の植物分類ではイチヤクソウ科
 Hypopitys monotropa Crantz
シャクジョウソウ(錫杖草)/ *ツツジ科 シャクジョウソウ属 菌従属栄養植物/6~8月/北海道~九州
  山地の林中のやや暗いところ。全体が淡黄褐色。茎は高さ10~20cmで、上部に剛毛が生える。鱗片葉は広卵形で、先がとがる。茎の先に総状花序をつくり、4~8個の下向きの花をつける。萼片は4~5個、長楕円形で、長さ1~1.2cm、外面に剛毛が生え、上部に不規則な歯牙がある。花弁は4~5個、長楕円形で、長さ1.2~1.5cm、先は円く不規則な歯牙があり、内外面ともに長めの毛が生える。葯は水平に並ぶ大小の2室からなる。花柱は長さ4~6mm。花は下向きに咲くが、花後しだいにもち上がり、果実は完全に上向きにつく。蒴果は広楕円形で径5~6mm。和名は〈錫杖草〉で、全形を錫杖に見立てたもの。 

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