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古くから胃腸薬としてよく知られる。全草を煎じて千回振り出してもまだ苦みがあることからついた名。日当たりのいい草地。花冠の直径は2~3cm、5深裂し、白色で紫脈がある。花冠の基部に2個の蜜腺溝があり、まわりに長毛が生える。日が当たらないと開かない。 葉の幅が広い変種をヒロハセンブリ。
*1年目発芽した芽がロゼット状の根生葉となりそのまま越冬し、2年目、多数の花を咲かせる。
<よく似たもの> センブリ・イヌセンブリ・ムラサキセンブリの花比較
イヌセンブリ:湿地に生え、花はやや大きく、白色で淡紫色のすじがあり、蜜腺溝の毛が長い。苦みはない。
ムラサキセンブリ:花はやや大きく淡紫色。西日本に多い。蜜腺溝はハッキリしないが、毛は長い。 |