ママコナ  kuju-3


                             ’19.10.15撮影

今年も少しだけ残っていました。



                                           ’16.10.6撮影

風当たりの強い岩場のママコナです。
花序が短く、茎の高さは10cm程とかなり低いです。環境による変異かな。
普通は下唇の2個の膨らんだ斑紋は白色ですが、花の盛りを過ぎると赤くなるそうです。

↓上唇のふちは軟毛が密生しています。



                            ’16.10.6撮影

苞と苞の刺状鋸歯がない個体もありますが、
花序が極端に短いので、ツシマママコナではないような。
(対馬のツシマママコナを見たことがないので、識別に自信がありません。)



                            ’16.10.6撮影

くじゅう(大分県)
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 *APG分類体系、従来の分類体系ではゴマノハグサ科
 Melampyrum roseum Maxim. var. japonicum Franch. et Sav.
ママコナ(飯子菜) / *ハマウツボ科 ママコナ属 半寄生植物の1年草 / 7~9月 / 北海道~九州
木陰。高さは20~50cm。葉は柄があり、長卵形で長さ2~8cm、両面に短毛が生えている。苞は葉状で毛状に長く尖った鋸歯がある。枝先に長さ3~10cmの花序をだし、多数の花をつける。花は紅紫色で長さ1.4~1.8cm。花喉の両側に白色の斑がある(盛りを過ぎると赤色に変わる)。名前の由来は花の下唇にご飯粒が2つあるので「飯子菜」、菜が不味いので継子に食べさせるということから「継子菜」などの説がある。 

(品種)シロバナママコナ  f. leucanthum Nakai :白花品種。
(変種)ツシマママコナ var. roseum
    :序が10~20cmと長く、花がまばらで、花軸に毛が少なく、苞の刺状鋸歯が少ない。

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