ヤマルリソウ


                  ’04.4.17撮影 黒岳(大分県)


ぼんやり系といいましょうか、この中途半端な色合いが
九州のヤマルリソウらしい色合いです。



                     ’04.4.17撮影 黒岳(大分県)
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Nihon japonicum (Thunb.) A.Otero, Jim.Mejías, Valcárcel et P.Vargas
ヤマルリソウ(山瑠璃草) / ムラサキ科 ルリソウ属  多年草 / 4~5月 / 本州~九州 
山地の木陰や道端。草丈7~20cm。茎は多数斜上し開出毛が多い。根出葉はロゼット状に広がり、葉身は倒披針形で長さ7~20cm、幅2~5cm。縁はやや波打ち、圧着する密な細毛と疎らな長毛を混生する。茎葉は2~3個、長楕円形で上部のものほど小さく、基部は茎を抱く。花序は分枝せず、長さ2~7cmの総状花序になり、多数の花をつける。花冠は径約1cm、淡青紫色。花柄は花期には長さ2~10mm、花が終わると花柄は垂れ下がり、長さ8~17mmになり、萼も長さ5~8mmに伸びる。果実(分果)4個、扁平で長さ約3mm、肥厚部の縁は平滑。花の白い品種をシロバナヤマルリソウ(f.albiflora)という。
  <よく似たもの>
 アキノハイルリソウ :花期が1ヶ月遅く、地面を這い、葉は光沢があり,基部が葉柄となる。本州西部(広島・鳥取県)
 エチゴルリソウ :分果の縁にかぎ状の棘がない。新潟・富山・福井県に分布。
 ルリソウ :茎は直立。分果の縁にかぎ状の棘がある。本州(中部地方以北)~北海道に分布。
 ワスレナグサ :花の中心部が黄色。園芸植物だが野生化していることもある。 

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