ウスユキクチナシグサ







昨年は早すぎて、花は咲いていなかったのですが、白銀毛を密生した葉が個性的!
花にも是非会いたいと思っていたのですが、その願いが叶いました。

ピークはやや過ぎていましたが、数カ所に咲いていました。
クチナシグサに比べると花はかなり大きく、2~2.5倍。
形はよく似ているのに、何故か可憐さがなく緊張感のないお顔です。

ウスユキクチナシグサは中国南東部に生育することから、古い時代に持ち込まれたものが
帰化した可能性が高いと考えられています。
謎の多い植物ではありますが、
確認されている日本での生育地は天草市のみということで、絶滅を危惧されています。

’12.4.22撮影 天草市(熊本県)


< 参考: クチナシグサ >

 *APG分類。従来の分類ではゴマノハグサ科
 Monochasma savatieri Franch. ex Maxim.
ウスユキクチナシグサ(薄雪梔子草)/ *ハマウツボ科 クチナシグサ属 半寄生の2年草/ 4月 / 熊本県
崖地。高さ15~25cm。茎、葉ともに白い綿毛を密生する。葉は対生し、線状長楕円形~倒披針形。花は葉腋に1個つき、花冠は長い筒形で長さ2.5cm、先は唇形、白色で淡紅色を帯びる。 

類似種 クチナシグサ  Monochasma sheareri (S.Moore) Maxim. : 花冠の長さは1cmほど。

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