サバノオ




辛うじて2花残っていました。
尻尾が開いていませんが、鯖の尾です。





’17.4.25撮影 五木村(熊本県)
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 Dichocarpum dicarpon (Miq.) W.T.Wang et P.K.Hsiao
サバノオ(鯖の尾) / キンポウゲ科 シロカネソウ属 多年草または2年草 / 3~4月 / 九州
   山地の落葉樹林内。草丈10~20cm。根出葉は1~数個あり、頂小葉の葉身は菱形~扇形。葉柄は長さ2~8cm。葉も葉柄も無毛。茎葉は下部で互生、上部で対生し、頂小葉の葉身は菱形~卵形。羽状中裂するか鋸歯縁となり基部はくさびカ形で、両面ともほとんど無毛。葉柄は無毛かやや開出する毛がある。花は茎頂か上部の葉腋から数個が集散花序につくか単生し、径7~8mm、点頭するか下垂する。花柄は長さ0.5~1cm、無毛。花弁状の萼片は5個、楕円形で斜上し、長さ4~7mm、幅1.5~3mm、白色~緑白色で紫色の筋がある。花弁は5個、舷部は円形、内外の2片に分かて内曲し、オレンジ色で柄(爪部)は黄白色。雄しべは長さ約4mm、葯は淡紅紫色。雌しべは2個、基部でわずかに合着し、柱頭は針状。果実(袋果)は熟す頃は広がって魚の尾のようになり、長さ約0.9mm。種子は球状で平滑、褐色で光沢があり、径約1mm。名前の由来は2個の袋果が鯖の尾のように開いてつくことから。
 Dichocarpum dicarpon (Miq.) W.T.Wang et P.K.Hsiao var. decumbens Tamura et K.Kosuge
 ハイサバノオ(這い鯖の尾)/キンポウゲ科 シロカネソウ属 多年草または2年草/3~8月?/九州南部
  山地の沢沿い。白岩山がタイプ産地。高さ10~20cm。サバノオとよく似ているが、開花期が長く、花と果実を同時に見ることが出来る。花は直径6~8mmで、花弁状の萼片は白色で、紫色の筋があり、全開せず垂れ下がって咲く。花弁は黄橙色の部分。小菅桂子氏、田村道夫氏の論文によると、花弁の形状が異なる。(サバノオの舷部は2弁で基部まで離れ、内側に下垂するが、ハイサバノオの2弁は側方が繋がっていてコップ状になっている)
サバノオと区別しない見解もある。 

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