ツクシトウヒレン

ツクシトウヒレン ’01.9.15撮影 白岩山(宮崎県)
                              ’01.9.15撮影



                               ’01.9.1撮影



                             ’11.8.11撮影

蕾のときから総苞片が反り返って目立ちます。





葉は厚く、茎にハッキリとした翼があり、総苞片が大きく、反り返っています。
素人の観察では茎の翼はオオトウヒレンより狭く、オオダイトウヒレンより広いと感じます。
参考までにオオダイトウヒレンはこちらです。↓ 





専門の方にお聞きしたところ、福岡、佐賀、長崎、熊本のものはオオダイトウヒレンだという回答がありました。
なお、疑問に思っていた大分県のツクシトウヒレンは
2011年大分県のレッドデータブックでオオダイトウヒレンと訂正されました。

 Saussurea higomontana Honda
ツクシトウヒレン(筑紫塔飛廉) / キク科 トウヒレン属 多年草 / 9~10月 / 九州
 九州山地、林縁、石灰岩壁、岩混じりの草地。好石灰岩植物。草丈40~90cm。茎は直立し、幅5mmになる広い翼があり、葉は幅広く厚い。花期まで残る根生葉は革質、卵形~広卵形、長さ10~20cm、葉柄にも翼があり5~22cm。頭花は散房状に3~6個つき、淡紅紫色~白色で径約1.5cm。総苞は鐘形から筒形。総苞片は10列、先端は開出し、ゆるやかに半曲する。

<似ているもの>オオトウヒレン(四国に分布) ・ オオダイトウヒレン(近畿以西~九州北部)

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