ツルカノコソウ

                         ’11.5.16撮影

木陰に咲いていて、
カノコソウより花序がまばらで、全体にコンパクト。


                          ’07.4.26撮影

この時期渓谷では、白い小花の野草が多くて、ツルカノコソウが目立ちません。

菊池市(熊本県)
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  *APG分類。従来の分類ではオミナエシ科
 Valeriana flaccidissima Maxim.
ツルカノコソウ(蔓鹿子草)/ *スイカズラ科 カノコソウ属 多年草 / 4~5月 / 本州~九州
山地の木陰の湿ったところ。草丈20~40cm。花茎がのびきる頃に、地面の上に長いつる枝を四方に出して繁殖する。葉は羽状に全裂し、裂片は広披針形であるが、カノコソウより広い。縁には波状の鈍鋸歯がある。花は散房花序となって多数つく。苞は線形。花冠は漏斗状で、白色~淡紅色、長さ約2mmと小さい。萼は5~15歯があり、花時は内に巻いて小さいが、花後に葉冠毛状の刺毛となる。雄しべは花冠から突き出さない。果実(痩果)は広披針形、長さ2~2.5mm、羽状の白色冠毛がある。

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