サバノオ '13 '14

                                    ’14.3.15撮影 菊池市(熊本県)


                                      ’14.3.15撮影 菊池市(熊本県)


                                      ’14.3.15撮影 菊池市(熊本県)

今年は3月に入っての積雪が影響したのか、群生している場所にはサバノオの花も冬越し葉も見当たりません。
苔むした岩に守られている数株はいつものようにニッコリ微笑んでいました。




                                       ’13.3.9撮影 菊池市(熊本県)


                     ’13.3.9撮影 菊池市(熊本県)


                                          ’13.3.9撮影 菊池市(熊本県)


                                        ’13.3.9撮影  菊池市(熊本県)

花が早い渓谷でも3月上旬は当たり外れがあり、不安な気持ちで歩き始めますが、
ユリワサビの開花が始まっていると、安心します。サバノオもきっと....
やっぱり咲いていました。
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 Dichocarpum dicarpon (Miq.) W.T.Wang et P.K.Hsiao
サバノオ(鯖の尾) / キンポウゲ科 シロカネソウ属 多年草または2年草 / 3~4月 / 九州
   山地の落葉樹林内。草丈10~20cm。根出葉は1~数個あり、頂小葉の葉身は菱形~扇形。葉柄は長さ2~8cm。葉も葉柄も無毛。茎葉は下部で互生、上部で対生し、頂小葉の葉身は菱形~卵形。羽状中裂するか鋸歯縁となり基部はくさびカ形で、両面ともほとんど無毛。葉柄は無毛かやや開出する毛がある。花は茎頂か上部の葉腋から数個が集散花序につくか単生し、径7~8mm、点頭するか下垂する。花柄は長さ0.5~1cm、無毛。花弁状の萼片は5個、楕円形で斜上し、長さ4~7mm、幅1.5~3mm、白色~緑白色で紫色の筋がある。花弁は5個、舷部は円形、内外の2片に分かて内曲し、オレンジ色で柄(爪部)は黄白色。雄しべは長さ約4mm、葯は淡紅紫色。雌しべは2個、基部でわずかに合着し、柱頭は針状。果実(袋果)は熟す頃は広がって魚の尾のようになり、長さ約0.9mm。種子は球状で平滑、褐色で光沢があり、径約1mm。名前の由来は2個の袋果が鯖の尾のように開いてつくことから。
 Dichocarpum dicarpon (Miq.) W.T.Wang et P.K.Hsiao var. decumbens Tamura et K.Kosuge
 ハイサバノオ(這い鯖の尾)/キンポウゲ科 シロカネソウ属 多年草または2年草/3~8月?/九州南部
  山地の沢沿い。白岩山がタイプ産地。高さ10~20cm。サバノオとよく似ているが、開花期が長く、花と果実を同時に見ることが出来る。花は直径6~8mmで、花弁状の萼片は白色で、紫色の筋があり、全開せず垂れ下がって咲く。花弁は黄橙色の部分。小菅桂子氏、田村道夫氏の論文によると、花弁の形状が異なる。(サバノオの舷部は2弁で基部まで離れ、内側に下垂するが、ハイサバノオの2弁は側方が繋がっていてコップ状になっている)
サバノオと区別しない見解もある。 
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