タンナトリカブト(別名サンインヤマトリカブト)




タンナトリカブトの雄しべは無毛で、雄しべに毛があるものがサンインヤマトリカブトと区別することもあるようですが、
YListではサンインヤマトリカブトはタンナトリカブトの別名とされています。


英彦山の表参道脇に群生するサンインヤマトリカブトは
自生種ではなく、昔、山伏が薬草として持ち込んだものと言われています。
犬ヶ岳には自生していると聞いたことがありますが、確認していません。

’18.10.22撮影 英彦山(福岡県)
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 Aconitum japonicum Thunb. subsp. napiforme (H.Lév. et Vaniot) Kadota
タンナトリカブト(耽羅鳥兜)/ キンポウゲ科 トリカブト属 *疑似1年草 / 9~11月 /近畿以西~九州
ヤマトリカブト群のひとつ。 「耽羅」は済州島の古い呼び名で、鳥兜というのは舞楽の時に使う伶人の冠に似ている ことによる。根は塊状で有毒。草丈は15~150cm。葉は3全裂。花は長さ3~4cm、散房花序につき、下から順に咲く。花柄には屈毛が生え、ふつう雄しべ、雌しべは無毛。サンインヤマトリカブトは雄しべに毛があるもので、区別する見解もあるが、YListではタンナトリカブトの別名。 
 *疑似1年草 : 母根の寿命は 1年で、2年目には1年目の子根が母根となり、多年草のように次に続く生活史。

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