サツマイナモリ  '12~'25  Sasaguri


                                                                                     ’17.3.19撮影 篠栗町(福岡県)

先月末によく似たアマミイナモリを見たので、サツマイナモリもじっくり観察しました。
寒い時期のサツマイナモリは小さい株が多く、アマミイナモリによく似ています。
撮影した株は乾き気味だったのか、僅かに赤紫色を帯び、花冠外側がでこぼこしています。
↓花冠の内側は白毛が多いですが、外側は無毛です。
果実も相違点があるのですが、アマミイナモリの果実はまだ見たことがありません。


この個体は雄しべが花柱より長いので短花柱花です。↓


                                           ’17.3.19撮影 篠栗町(福岡県)



                                           ’17.3.19撮影 篠栗町(福岡県)




              ’16.2.28撮影 篠栗町(福岡県)



                                      ’16.2.28撮影 篠栗町(福岡県)

サツマイナモリの谷も、昨年より1ヶ月早いと、ひっそりとしていました。
蕾って、正面から見ると星形なんだ~!。
花も蕾も飽きるほど見ているサツマイナモリなのに、今頃、気づくなんて恥ずかしい。(-.-;)




                 ’15.4.8撮影 篠栗町(福岡県)



                                 ’15.4.8撮影 篠栗町(福岡県)

今年も植林内はサツマイナモリの群生がスゴイ!




                 ’14.4.8撮影 篠栗町(福岡県)



                                 ’13.4.8撮影 篠栗町(福岡県)

今年も大らかに群生しています。



                             ’12.4.1撮影  篠栗町(福岡県)

周囲の植林が伐採され、環境が変わった一帯のサツマイナモリは赤く変色していました。
乾燥すると赤くなる特性があるそうです。
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Ophiorrhiza japonica Blume 
サツマイナモリ(薩摩稲森) / アカネ科 サツマイナモリ属 多年草 / 12~5月 /関東南部以西~沖縄
暖地の林の下のやや湿ったところ。高さ10~25cmで地面にはって広がる。葉は卵形または長楕円状披針形で、先は短く尖り、基部は狭まり柄となる。茎の先に集散花序をつくり、白花を数個つけるが、乾くと赤く変わる。花は長さ約1.5cmの漏斗状で、先が5裂している。雄しべ5個、雌しべ1個で柱頭は2裂する。雌しべの花柱が雄しべより長い(長花柱花)をつける株と、花柱が雄しべより短い(短花柱花)をつける株とがある。 

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