マヤラン  '24 in Fukuoka

秋咲きのマヤランです!


                   ’24.9.27撮影 福岡県

7月上旬にたくさん咲いたのに、秋もまた花を咲かせました。



                   ’24.9.27撮影 福岡県



                                  ’24.9.27撮影 福岡県

今回はマヤランの近くにベニタケ科の赤いキノコが数本生えていました。(^^)V



                                 ’24.9.27撮影 福岡県

マヤランは菌従属栄養植物です。
「マヤランは、ベニタケ科などのキノコなしでは生きていけない」、
「ベニタケ科などのキノコは、特定の種類の木なしでは生きていけない」
ここでの特定の木はクロマツだと思いますが、3つの関係が良好のようです。

(下の画像)赤いキノコの傘径は4cmくらい。
ベニタケ科のドクベニタケかな? ニオイコベニタケかな?
ニオイコベニタケはカブトムシの匂いがするそうです、、、カブトムシの匂いってどんな匂い?



                                  ’24.9.27撮影 福岡県





                    ’24.8.12撮影 福岡県

若い果実です。
花期は薄緑色だった茎が緑色になっています。
末次健司氏のXによると、マヤランは、葉がないので光合成をやめた植物と誤解されがちですが、
成長とともにどんどん緑になり、果実の時期には1/4程度の炭素を光合成で賄っていると推定されているそうです。
シュンラン属の植物は生活様式が多様で、謎ばかりですが、どの種も美しく魅力的です。



                   ’24.7.3撮影 福岡県



                   ’24.7.3撮影 福岡県

明るい松原に生えていました。
今までは常緑広葉樹林下の薄暗い場所でしか見ていなかったので、驚きです。
しかし、少し遅すぎて、どの花も瑞々しさがありません。
しかも2日前は雨の中、今日はカンカン照り、
来年は見頃の花たちに逢えますように。

マヤランの共生菌は、担子菌のベニタケ科、イボタケ科、シロキクラゲ科のキノコだそうです。
キノコが共生関係にあるのは樹木ですから、3者の関係が良好でないとマヤランは生存できないことになります。
遊川知久氏のページより https://www.kahaku.go.jp/research/researcher/my_research/botany/yukawa/index.html



                   ’24.7.3撮影 福岡県

花弁に赤い模様が魅力的、ポリネーターを誘うためのお化粧だと思うのですが、
自家受粉で結実できるそうです。



                                   ’24.7.1撮影 福岡県

いつもは明るい松原ですが、悪天候で大変暗く、最初の株を見つけるのに苦労しました。



                   ’24.7.1撮影 福岡県

こんなに豪華な株もありましたが、残念ながら熟女です。
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Cymbidium macrorhizon Lindl. 
マヤラン(摩耶蘭) / ラン科 シュンラン属 菌従属栄養植物 / 6~10月 / 本(関東南部以西)~沖
最初の発見地、神戸市摩耶山にちなむ。常緑広葉樹林下。ブナ科、カバノキ科、マツ科の優占する林の林床。高さ5~30cm。15cmに達する根茎を持つ。花は紫色を帯びた白色で、2~5花からなる花序をつける。萼片はよく開き、長さ19~26mm、側花弁はずい柱を囲み、長さ14~20mm、唇弁は卵形、長さ12~17mm。

菌従属栄養植物で茎に鱗片葉はあるが、葉をもたない。マヤランは葉がないので、光合成をしない植物と思われがちだが、花茎は薄緑色をしており、果実の表面も緑色。成長とともに光合成もするようになり、果実期には1/4程度の炭素を光合成で賄っていると推定されている。 

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