ホンゴウソウ







ホンゴウソウは薄暗い林内の腐葉の間に生える腐生植物だと思っていましたが、
意外なところに生えていました。
この斜面はほとんど腐葉がありません。
森の中ですが、適当に日射しも当たります。





こちらはまだ蕾です。
実物は画像よりも小さくて、目を切るとどこあるかわからなくなります。





上部についているのが雄花で、花粉をいっぱい出しています。
雌しべをいっぱいのばしているのが雌花です。
野イチゴみたいなのが集合果、熟すと種子が出てきます。


’08.8.13撮影 福岡県
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  *ウエマツソウ属の考え方あり
 Sciaphila nana Blume
ホンゴウソウ(本郷草)/ホンゴウソウ科 *ホンゴウソウ属 /7~10月/本州(宮城・栃木・新潟県以西) ~沖縄
暗い林下。多年生の菌従属栄養植物。草丈3~13cm。茎は細く、葉は鱗片状で長さ1.5mm、紫褐色をしている。花は茎の先に0.5~2cmの総状花序をつく、4~15個の花をつける。苞は狭卵形。花序の上部に雄花、下部に雌花がつく。雄花は直径約2mm、花被片は紫紅色で6裂し、雄しべは3個で葯隔から針状の付属突起が伸びる。雌花は直径約1.5mm、多数の雌しべが球状に集まる。果実は、多数の心皮が集まった径約2mmの球形の集合果となる。和名のホンゴウ(本郷)は、この植物が発見された三重県北部の地名。 
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