願い叶って、艶やかに咲くマツモトセンノウに会うことが出来ました。
阿蘇特産の花のひとつで、ツクシマツモト、ツクシセンノウという別名もあります。
佐藤武之さんが「わがことのように鼻高々と故郷賛が高唱できる」と書かれていますが、
そのとおり、同じ九州人として自慢の花です。
火の国熊本にぴったりの花だと思います。
フシグロセンノウより1ヶ月くらい早く咲くので、梅雨空を見上げて咲いています。
蕾のときは白毛が多いですね。
’04.7.3撮影 阿蘇山(熊本県) |
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Silene sieboldii (Van Houtte) H.Ohashi et H.Nakai
マツモトセンノウ(松本仙翁)/ ナデシコ科 センノウ属 多年草 / 6~7月 / 九(阿蘇)
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別名はツクシセンノウ。大陸系の植物。阿蘇の外輪山の原野。高さ40~90cm。茎は直立し、下向きの毛がある。葉は長卵形~広卵形、長さ5~8cm、幅2.5~4.5cm、鋭尖頭、基部は円形、全面に毛があり、無柄。花は径2.5~3.5(ー5)cm、2出集散花序にやや密につき、花柄は短い。萼は円筒形、長さ2.5~3cm、脈の上部に長い軟毛がある。花弁は深紅色まれに白色で、舷部は倒卵形、2浅裂し、上部の縁には歯牙があり、長さ2~2.5cm。蒴果は楕円形で、長さ1.5~2.2cm。種子は腎形で、長さ約1.5mm、小突起がある。花が美しいので江戸時代から栽植されてきた植物であるが、和名の由来はよくわかっていない。 |
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<参考>
<仙翁三人娘>
<マツモトセンノウとフシグロセンノウとの比較> |