サクラソウ Aso-3
白花との中間くらいの個体が3~4株かたまって咲いていました。
蕾も色が薄いので、色素が少ない個体のようです。
今まで、個々の花をじっくり観察したことがなかったのですが、
花柱が長いものと短いものがあります。異花柱花なんですね。
この一帯の野焼きは少し遅れたようで、サクラソウはまだ5分咲き程度でした。
’19.4.21撮影 阿蘇外輪(熊本県)
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Primula sieboldii E.Morren
サクラソウ
(桜草) / サクラソウ科 サクラソウ属 多年草 / 4~5月 / 北、本、九
川岸や山麓の湿り気の多いところ。花が美しいので園芸種が多い(プリムラと呼ばれている)。草丈は15~40cm。全体に白い縮れた毛がある。葉は根元に集まってつき、楕円形でしわが多い。ふつう紅紫色まれに白色の花を散形状に数個つける。花冠は直径2~3cmで筒部の長さ1~1.3cmの高杯形で上部は5深裂。異花柱花(短花柱花と花柱花)。花後、扁球形の蒴果を結ぶ。新しい根茎は地際にでき、梅雨明けの頃、葉が枯れて休眠する。ポリネーターはマルハナバチ。
サクラソウ属は「2型花」をつけ、同じ型では受精に至らない。
「ピン型」:長花柱花ともいう。雌しべが長く、雄しべが筒の中間に隠れているタイプ。
「スラム型」:短花柱花ともいう。雄しべが筒の上縁にあり、雌しはが短く隠れているタイプ。
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