オオヤマフスマ
’24.5.2撮影 波野(熊本県)
’24.5.2撮影 波野(熊本県)
実際は直径1cmくらいのお花です。
仲間の
ノミノツヅリ
は更に小さく、直径7mmくらい。
’02.5.4撮影 波野(熊本県)
道ばたからひょいと顔を出していたのはオオヤマフスマでした。
別名ヒメタガソデソウ(姫誰袖草)というそうです。
別名のほうがちょっと気になる名前ですね。
タガソデソウ(誰袖草)は中部地方の山地に生える多年草で、名前の由来は古今集の歌
「色よりも香こそあわれとおもほゆれ 誰袖ふれし宿の梅ぞも」から名付けたものではないかと
いわれています。つまり花は白色で香気があるからだそうです。
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*APG分類体系、従来の分類ではオオヤマフスマ属
Arenaria lateriflora L.
オオヤマフスマ
(大山衾) / ナデシコ科 *ノミノツヅリ属 多年草 / 6~8月 / 北、本、四、九
別名はヒメタガソデソウ。山地の木陰や草原。草丈10~20cm。茎は細く、多少分枝し、下向きの短毛がある。葉は対生、葉身は広楕円形~倒披針形、長さ1~3cm、幅3~10mm。先は円頭~鈍頭、基部は広いくさび形で全縁。両面に細かい毛がある。葉柄はない。花は茎の先や葉腋に1~3個つき、白色で径約1cm。花弁は長卵形で5個、長さ5~8mm。雄しべは10個。萼片は卵形長さ2~3mm、背面の中肋上に毛がある。果実(蒴果)は広卵形、長さ約1mm、黒褐色で光沢があり、白い種枕がある。
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