コウボウムギ


 雄花序             ’24.3.30撮影 宗像市(福岡県)


黄色の葯を出しています。


               ’24.3.30撮影 宗像市(福岡県)



                  ’05.5.1撮影 浜玉町(佐賀県)

地中にある暗褐色の古い葉鞘の繊維を筆にしたそうです。
この花序を筆にしたのかと思いました。



                                  ’05.5.1撮影 浜玉町(佐賀県)



                                 ’18.5.16撮影 福津市(福岡県)

コウボウムギが群生していて、踏まないように歩くのがたいへん。
近似種:エゾノコウボウムギへ
 Carex kobomugi Ohwi  コウボウムギ
コウボウムギ(弘法麦) / カヤツリグサ科 スゲ属 多年草 / 4~7月 /北(西南部)~九
  海岸の砂地。草丈10~30cm。根茎は長くて太く、20cm程度の間隔で太い茎を出す。葉は革質で線形、幅4~8mm、縁は細かくざらつく。ふつう雌雄異株、稀に同株(小穂が両性で上方に雄花部、下方に雌花部をつける)のものもある。花茎は高さ20cm位になり、硬くて直立し、先端に太い淡い黄緑色の穂を一つつける。実際には短く詰まった多数の小穂が集まったものである。雄花序の穂はやや細めのこん棒状で、全面から黄色の葯が出る。雌花序もこん棒状で雌しべは白色。一面に果胞がつく。果胞は長さ1cmほどとかなり大きく、楕円形で偏平、先端ははっきりした長い嘴になり、その縁に鋸歯が見られる。 和名は弘法大師にちなんだもの。

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