エゾノコウボウムギ


コウボウムギとの違いは
茎が鋭い3稜形でざらつき、
熟した果胞は四方に開いてつき、硬いくちばしがあることだそうです。


’04.6.19撮影 春国岱(北海道)

 Carex macrocephala Willd. ex Spreng.
エゾノコウボウムギ(蝦夷弘法麦)/カヤツリグサ科 スゲ属 多年草/4~7月/北(西南部を除く)~本(北部)
海岸の砂地。コウボウムギに似るが茎が鋭い3稜形でざらつき、熟した果胞は四方に開いてつき、硬いくちばしがあるので触れると痛い。高さ20~30cmで、全体にざらつき革質の多年草。根茎は強剛で、太く長い這い、広がる。稈の基部の鞘は無葉で、黒褐色、長い繊維状に細裂する。小穂は多数密生し、穂状花序となる。頂部に雄花、基部に雌花をつける両性株と雌雄異株がある。後者の場合、雌花序の果胞ははなはだ開出して外曲し、黒褐色になる。

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