スズムシソウ



2箇所でスズムシソウが小群生していました。
花茎は20cm程で花色が濃く、網状脈がはっきりしています。








↓最初に見つけたスズムシソウ、背が低く、花が暗紫色です。






’15.6.10撮影 北海道(道南)



帰宅後、撮影した画像をPCでじっくり見ると、セイタカスズムシソウとの見極めが怪しくなってきました。
くじゅう(大分県)でいつも見ているセイタカスズムシソウは花が緑色タイプばかり、
暗紫色タイプのセイタカスズムシソウを見たことがないのです。
う~~ん、迷いはどんどん深まります。

追記
スズムシソウの新分類(2019年8月)により、
くじゅうのセイタカスズムシソウはアキタスズムシソウになりました。


 Liparis makinoana Schltr.
スズムシソウ(鈴虫草) / ラン科 クモキリソウ属 多年草 / 5~6月 / 北海道~九州
  冷温帯の樹林下に生える。花茎は高さ10~25cmで直立する。淡暗紫色で約3cmの花を約10個、まばらにつける。苞は卵状三角形、鋭頭、長さ1~2mm。萼片は広線形、鋭頭、長さ1~1.5cm。側花弁は糸状で萼片と同長、下垂する。唇弁は倒卵形、円頭で微凸端、網状脈がはっきりしている。蕊柱は長さ6mm。花粉塊は卵形、黄色。 
  <スズムシソウ類の比較>
 和名 花期  花茎 唇弁の長さ 花序の花数 分布 
 スズムシソウ  5-6月  10-25cm 11-15mm  4-16個   北(南部)、本、四
 セイタカスズムシソウ  6-7月  10-35cm   9-12mm 4-30個   北、本
 アキタスズムシソウ  6-7月  15-40cm   8-10mm 4-40個  本、四、九
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