オオミヤマウズラ?

2008年の日本植物分類学会第7回大会で芹沢俊介氏により「オオミヤマウズラ」と発表されましたが、
新種として正式の発表はまだのようで、現在のところ学名はシュスラン属の一種(Goodyera sp.)となっています。



<オオミヤマウズラと思われるもの>


                    ’14.9.21撮影 福岡県




                    ’14.9.21撮影 福岡県




                    ’14.9.21撮影 福岡県




                    ’14.9.21撮影 福岡県




                                       ’14.9.21撮影 福岡県




                         ’12.9.26撮影 福岡県


花期が少し遅く、全体に大型で、葉は斑が目立たず、長卵形で先端が尖り、花は平開しない。
観察した特徴では
ミヤマウズラは普通、側花弁の斑点が黄褐色〜赤褐色ですが、オオミヤマウズラと思われる個体は班が緑色、
花はやや上向きに咲いています。
しかし、この班の色だけで見分けるのは、問題がありそうです。

↓花期が遅く、茎の高さが20cm程度で、ミヤマウズラのような葉の模様、形、花は開き気味で班が緑色の個体もあります。
素人判断では以下のような個体はミヤマウズラと思うのですが、どうなんでしょう。

<ミヤマウズラと思われるもの>


                                     ’14.9.21撮影 福岡県

↑茎の高さ25cm、花は半開



                                               ’12.9.26撮影 福岡県B


↑茎丈20cmで、葉は斑があり丸っぽい、花は横向きに咲き、平開しています

オオミヤマウズラ(大深山鶉) 別名:ガクナン/ ラン科 シュスラン属 多年草/ 9月/ 本州〜九州(関東〜屋久島)
   茎は横にはい、先端は直立し、高さ25〜40cm。葉は硬質で、数枚互生し、0.5〜1.2cmの柄があり、葉身は長卵形
  〜楕円形、先端は尖る、大きいもので長さ4〜6.5cm、表面は全体に緑色のことが多いが白斑が入ることもある。葉柄の
  基部は葉鞘となって茎をつつむ。花は白色で平開せず、長さ10〜13mmで8〜14個つく。苞は披針形で6〜17mm。  
 
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