ナギラン

                      
 
'08.6.30 / '15.7.7
'23.7.11
宮崎市・日南市
'20.7.4 / '21.7.1
福岡県
Cymbidium nagifolium Masam.  
ナギラン(竹柏蘭/椰蘭)/ ラン科 シュンラン属 多年草 / 6~7月 / 本(関東南部以西)~沖
常緑広葉樹林下。草丈10~15cm。葉は1~3個つき、葉身は被針形でやや水平に広がり、長さ20~30cm、幅2~3cm。数個の鱗片葉がある。先は鋭尖頭、基部は長い柄につながり、先の方の縁に微鋸歯がある。質は革質で固く光沢がある。花は鞘状葉の間から花茎を出し、先に2~4花まばらにつける。花弁は緑白色~白色の地にわずかに淡紫褐色が入る。萼片は線状披針形、長さ2.2~2.5cm、幅2.5~3mm。側花弁は狭長楕円形、萼片よりやや短く、幅が広くて鋭尖頭。唇弁は浅く3裂する。萼片は倒卵状長楕円形、浅く3裂し、中裂片の先は三角形に細くなり鈍頭、白色で肉質、内側に紫褐色の斑点がある。蕊柱は少し湾曲する。葯は扁円形、花粉塊は三角状球形で2個が対になる。苞は膜質で線状披針形、鋭尖頭。果実(蒴果)は長楕円形。葉が発達しているが、菌にかなり栄養依存している。

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