ミヤマムギラン


                                         ’12.7.17撮影 宮崎県



                                         ’12.7.17撮影 宮崎県

ムギランに比べると、花を見つけるのは簡単です。
ミヤマムギラン 花は紅色 直径約10mm
ムギラン  花は黄白色 直径約3mm
しかし、今回も少しピークを過ぎていて、写しやすい場所は花後になっていました。






                                        ’07.7.18撮影 宮崎県



                                         ’07.7.18撮影 宮崎県



                       ’07.7.18撮影 宮崎県


ミヤマムギランは比較的低い位置にも着生していましたが、
暗くて小さいので、撮影が難しいです。
Musashiは500mmの望遠レンズで、Keikoはデジスコでの撮影しました。
ムギランの葉は卵形で、花は極小の黄色の花でしたが、
こちらは葉が長く披針形で、花もやや大きくて紅紫色、濃紅紫色の模様があります。
黄色花のもの(キバナミヤマムギラン)もあるようです。
3番目の画像、中央の花は全体が黄色ではありませんが、側萼片が黄色。中間的な個体でしょうか。

 Bulbophyllum japonicum (Makino) Makino
ミヤマムギラン(深山麦蘭)/ ラン科 マメヅタラン属 常緑多年草 / 6~7月/ 本(紀伊半島)~九

常緑広葉樹林内の樹幹や岩上に着生する。茎は匍匐して仮軸分岐を繰り返し、上部は肥厚し長さ5~8mmの卵球形の偽球茎となり、先端に1葉をつける。葉は披針形、長さ4~8cm、幅6~10mm。先は鋭頭、質は革質。花は偽球茎の基部から花茎を出し、帯紅紫色の花を3~5個つける。萼片は斜上し、背萼片は長楕円形、長さ約3.5mm、幅約1.5mm、側萼片は広披針形、長さ約8mm、幅約2mm、基部近くに隙間はあるが、先端は2個がくっつき、前方に突出する。側花弁は卵形、背萼片より短い。唇弁は厚く、長さ約3mm、幅約2mm、濃紅紫色で蕊柱の前で前方に湾曲する。蕊柱は長さ約2mm、葯は広卵形。苞は披針形、膜質、長さ1~2mm。鋭尖頭。花弁の先はくっついている。和名はムギラン似て、深山に生えるから。ムギランは偽球茎の形がムギ粒に似ていることから。 
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