コクラン  '17


                       ’17.6.05撮影 福岡県s



                       ’17.6.10撮影 福岡県s

すぐ横に昨年の葉と果実が残っています。



                       ’17.6.10撮影 福岡県s

6/5は大半がつぼみだったので、6/10に再び出かけてみました。
開花状態は最悪! 少雨の影響か元気がありません。
葉も蕾も瑞々しさを失っているので、このまま枯れそうです。
周辺のイチヤクソウも同様で、お祭りは盛り上がらずに終わったようです。


↓少数ですが、花が緑色のタイプもかたまって咲いています。


                    ’17.6.10撮影 福岡県s

緑色タイプはクモキリソウ?かなと悩んでしまいます。
葉は3枚で平行脈が目立ち、縁が波打ってないので、クモキリではなさそう。
地元の低山では、クモキリソウが終わる頃(6月中旬)、コクランが咲き始めます。
海岸の松原に生育するものはイチヤクソウもそうですが、花期がかなり早いです。



                        ’17.6.10撮影 福岡県s

6/5は花の開き方が不完全なので、6/10に出かけましたが、元気がありません!
唇弁の形がクモキリソウではないように思います。
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Liparis nervosa (Thunb.) Lindl. 
コクラン(黒蘭) / ラン科  クモキリソウ属 多年草 / 6~7月 / 本(茨城県以南)、四、九
常緑樹林内など。葉は冬に残り、翌年、すぐ横に新しい株を成長させ、その株の葉と入れ代わる。葉は2~3枚、広楕円形で先はとがっている。 花茎は15~30cm。暗紫色(希に緑色)の花を5~15個つける。花被片は反り返り、萼片は狭長楕円形、唇弁はくさび状で倒卵形、中央が凹んで反り返る。蕊柱は淡緑色でせり出し、距はない。 
※よく似たユウコクランとは唇弁や蕊柱の形態で区別できるが、両種の分布が重なるところでは開花期以外では区別しづらい。
<検索表より>
コクラン:唇弁は凹頭、基部の2個の突起は針状で鋭頭。 (コクラン唇弁画像へ
ユウコクラン:。唇弁は円頭で、基部の2個の突起は円形で鈍頭。
 

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