ヘツカラン

<栽培品>








もともとは野生のものだったそうですが、道路工事で着生主が伐採されたため、
植木鉢で育てられています。


’08.10.22撮影 大隅半島A(鹿児島県)
 ヘツカランGalleryへ

Cymbidium dayanum 
ヘツカラン(辺塚蘭) / ラン科 シュンラン属 多年草 / 10~11月 / 鹿児島~沖縄
  
 常用樹林の樹幹に着生。偽鱗茎は高さ4~5cm、数枚の細い葉に包まれる。葉は皮質で線形、長さ50cmほど。花は偽鱗茎の基部から出た長さ20~30cmの花茎の先に疎らに10~15個つける。萼片は倒披針形で、白色に暗紅紫色の筋が入り、長さ3~3.2cm、幅5mm。側花弁は萼片と同じ。唇弁は直立し、暗紅紫色で3中裂し、中央裂片は反曲し、表面に短毛がある。果実は紡錘形で長さ3~4cm。開花時にも前年の果実が残る。園芸目的の採集によりほとんど絶滅状態。
 
蘭Indexへ    Homeへ