サツマノギク  '01 '13

2013年
                        ’13.1.9撮影


                                        ’13.1.9撮影


                  ’13.1.9撮影



図鑑の花期(11~12月)どおり、1月上旬ではほとんど花が終わっていました。
12年前は道路際にもたくさん咲いていたのに、少なくなっています。
ノジギクとの大きな違いは葉の裏に白い毛が密生していて、白っぽく見えること。
表から見ても、葉の縁が白く縁取られているように見えることが多いのですが、
ひっくり返さないとわからないものもあります。
葉身は大まかに5裂しています。
よく似たアシズリノジギクは切れ込みがやや単純で大まかに3裂し、厚みがあるようです。



2001年
                        ’01.12.2撮影


                         ’01.12.2撮影


                 ’01.12.2撮影

葉の裏側が銀白色! 表は白い縁どり!
ノジギクは葉裏がこんなに白っぽくなかった。
これがサツマノギクなんだとニンマリ。
しかし、アシズリノジギクというのがこんな感じだったような....。
九州でのアシズリノジギクの分布は大分県ということなので、
また、ノジギクの分布は薩摩半島先端から錦江湾側。
ここ野間半島は、サツマノギクなのだと自分を納得させ、撮影開始。

 南さつま市(鹿児島県)
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 Chrysanthemum ornatum Hemsl.
サツマノギク(薩摩野菊)/ キク科 キク属 多年草/ 11~12月/ 九(鹿児島県の東シナ海沿岸)
海岸付近の岩場や草原。高さ 25~50 cm。地下茎は這い、茎は叢生し、茎や葉には銀白色の毛が密生する。葉は広卵形で長さ 4~6 cm、幅 4~5.5 cm、羽状浅裂して、鋸歯があり、基部は切形で葉柄に続き、厚く、表面は緑色で、縁は白く縁取られているように見える。裏面はT字状毛を密生して銀白色、葉柄は長さ 1.5~3.5 cm。花柄は長く、頭花は直径 4~5 cm。総苞は半球形、総苞片は3列、外片は線形または狭長楕円形、中片より短く、銀白色の軟毛がある。舌状花は白色、筒状花は黄色。瘦果はやや円柱形で長さ1.5mm、5肋があり、無毛。シマカンギクや栽培のキクとの雑種と思われるものがまれにある。

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