ナガエコミカンソウ (別名ブラジルコミカンソウ)


                                     ’18.9.25撮影 福岡市

ふたつの学名と和名が並立して一時混乱したが,現在ではナガエコミカンソウが標準和名とされた。



                                    ’18.9.25撮影 福岡市

コミカンソウは柄がごく短いので、花や果実が葉の下に隠れるように整列していますが、
ナガエコミカンソウは柄が長く、葉の上にバラバラに乗ってます。
< 参考: コミカンソウ >



                                    ’18.10.15撮影 福岡市

↑クリーム色のが雄花です。葉の下側に垂れて咲くので、枝を跳ね上げ下から撮影しています。
 果実の表面は平滑で、コミカンソウのようにブツブツがありません。

↓こちらは雌花で、子房が膨らんでます。





                  ’18.9.25撮影 福岡市



                                     ’18.10.15撮影 福岡市

暗くなると就眠運動が始まりました。
コミカンソウと逆で、葉は茎の下側に閉じます。

 *APG分類体系、従来の分類ではトウダイグサ科
 Phyllanthus tenellus Roxb.
ナガエコミカンソウ (別名)ブラジルコミカンソウ/ *コミカンソウ科 コミカンソウ属 1年草/夏~秋/インド洋諸島原産
日本で採取されたのは1992年でその後関東以西に帰化していることがわかった。コミカンソウより柄が長い。雌雄異花、全体に無毛。高さは0.5~1m程。葉は長さ1cm程の尖った広卵形で互生し、線形の托葉がある。葉は枝に2列に並び、羽状複葉のようにも見える。葉は就眠運動するが、コミカンソウと逆に茎の下側に閉じる。花の径は2mm程で、雄花は葉の下に、雌花は上に出る。果実は径2mmほどの球形で淡黄色に熟す。 

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