クサコアカソ


              ’07.7.25撮影 九重町(大分県)

ぱっと見、葉が丸っぽく見えるのが、クサコアカソで、
菱形っぽく見えるのが、コアカソ。



              ’07.7.25撮影 九重町(大分県)




コアカソとよく似ていますが、
クサアカソは茎は木質化せず、
葉の幅がやや広く、鋸歯が少し多く(片側10~20個)で、
基部は広角の楔形から円形です。
撮影した個体は鋸歯が9~13個あります。
赤みを帯びた花序は雌花序のようです。




’21.7.31撮影 脊振山(福岡県)

 Boehmeria gracilis C.H.Wright
クサコアカソ(草小赤麻) / イラクサ科 ヤブマオ属 多年草 / 7~9月 / 関東南西部以西の太平洋側~九州
山地のやや湿った所。草丈50~100cm。茎はコアカソのように木質化しない。茎や葉柄は赤みを帯びる。葉は対生、長さ5~10cmの楕円形で、先は尾状に尖り、アカソのように先が3裂しない。鋸歯は片側10~20個。葉腋から長い花柄を伸ばし、上部の葉腋に球状にまとまった赤褐色の雌花序を穂状につけ、下部の葉腋には黄白色を帯びた穂状の雄花序をつける。有性生殖をする個体と無性生殖の個体がある。よく似たコアカソは小低木で、葉の幅がやや狭く、鋸歯が片側8個以下。 

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