ヤエクチナシ






画像のヤエクチナシは泰勝寺跡の庭園に1株移植されたものです。


’03.6.14撮影 泰勝寺跡(熊本県)

<参考:クチナシ

立田山のヤエクチナシ
  旧第五高等学校教授浅井東一氏が大正9年(1920)に発見したもので、立田山に無数にある普通の一重の
  ヤエクチナシの中に20株ほどの八重咲きがあり、野生のクチナシが自然に八重に変る現象が珍しいというので
  天然記念物に指定された。一時絶滅が伝えられたが、昭和44年にその存在を再確認して保護されている。
  花弁は三重となり交互に配列し、花弁数は13〜22枚。花の直径は6〜9cm。花期は6月。
クチナシ(梔子・嘴梨)/ アカネ科 クチナシ属 落葉低木/  花6〜7月 果11〜12月/ 静岡以西〜沖縄
  直径5〜6cmの白い花を咲かせ、香りがいいので、公園や庭の植栽にされる。果実は天然染料にされる。
  無毒なので、栗、きんとん、たくわんなどの食品着色にも使われる。八重咲きのものは香りが強いが、
  結実しない。 名前の由来は果実が裂開しないので、口無の名がついたという説がある。

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