オカトラノオ


'01.6.16
平尾台(福岡県)
'04.7.4
くじゅう(大分県)

オカトラノオ(岡虎の尾)/ サクラソウ科 オカトラノオ属 多年草 / 6〜7月 / 北海道〜九州
  花序を虎の尾に見立てたもの。高さ0.6〜1m。茎は円柱形で白い軟毛がまばらに生える。葉は互生、葉身
  は長楕円形〜狭卵形、長さ6〜13cm、幅2〜5cm。表面全体と裏面脈上に短毛が散生し、裏面に淡色の
  腺点がある。花茎は茎の先に先が傾き一方に偏った長さ10〜30cmの総状花序となり、花を多数つける。
  花冠は高杯形で先は深く5裂し、白色で直径8〜12mm、裂片は狭長楕円形で、先は先はやや狭まり先端
  は鈍い。花柄は長さ6〜10mm。萼片は狭長楕円形で、先は鈍頭か短く尖る。果実(刮ハ)は卵球形、
  径約2.5mm。

  <似た花>
   オカトラノオ:6〜7月。乾いた草地。茎に稜がない。花序は上方に傾く。
   ヌマトラノオ:7〜8月。湿地。茎に稜がない。花序は直立し花はややまばら。
   サワトラノオ:4〜5月。湿地。茎に稜がある。花序の花はやや密。
   ノジトラノオ:6〜7月。やや湿った原野。茎に稜が無く、長い毛が多い。

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